02 , 19
 もしかしたらこんなこと思うの私だけかもしれないけれど。
 好きな作家さまが「この人のこのシリーズが好きっ」とか言うのを聞いたら、それがすごい気になってねー。いやそれだけなら時間がない金がないを言い訳にがんばって無視することもできるんだけど、絶対面白いぜこの話! なんて思った本の後書きなんかに、「実はこれこれこんな本読んで、こんな話書いてみたくて書きました」なんて、作家さま自らが裏ネタ話で参考資料をあげていたりしたら、あるいは、絶対これを参考にしたに違いない! なんて思える本を見つけちゃったりしたら、もうもう我慢なんて到底無理、物欲には勝てませんがな。
 口コミには弱いんだよねー。噂や流行に翻弄されるのがむしろ好きなもんでねー。いやはや。
 
 そんなわけで、コンビニに立ち寄ってはお菓子を買ってしまう女子高生の如く、現在私は会社帰りにふらりと本屋に吸い込まれては、後先考えず文庫本をご購入してしまう始末です。しかも恐ろしいことに、自宅に帰れば順番待ちの文庫本が、そりゃもう何冊もベッドのそば机の上で平積みにされ、読んでもらう日を今か今かと待ってくれているのです。
 ああ、世の中には面白い本がなんてたくさんあるんでしょう。しかし実際に読破するには、なんて時間のないことなんでしょう!
 宮仕えの身の上だからこそ、好きな本を好きなだけばかすか買えるんだけど、宮仕えの身の上だからこそ、読む時間が全然足りないという現実に、板挟み状態です。おーい、おいおい(泣)。
 
 そしてもちろん、今日もご購入してしまいました。
一日江戸人 一日江戸人
杉浦 日向子 (2005/03)
新潮社
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 まだ完読してないけど、以下にちょっとした感想をば。

 この本はまったくの勘だけど、たぶん前に紹介した『しゃばけ』の畠中恵さんも読んだ……というか、江戸の街を描写するに当たって参考にされた一冊に違いない! と思ったのです。
 だってこれの著者、杉浦 日向子さんは畠中さんと同じ漫画家だし、NHK総合テレビ『コメディーお江戸でござる』の解説をしていた人で有名だし。これが初めて刊行されたのは平成十年、対して畠中さんの『しゃばけ』は平成十三年なんだから!
 ……なんて埒もない想像を働かせるのは私だけだと思うけどさっ。
 でもこんな副読本を手にして想像を膨らませつつ、ちょっとばかし見当違いな妄想を逞しくさせるのも読者の特権なのです。楽しいければいいのです。妄想ぐらいに自由にさせてよねっ。ふーんだ。
 ああ、なんだか私も時代物が書きたくなってきたっ。読んでお勉強しなければっ。これだけが今の私の楽しみなのよっ!

 最後に。
 ほんとうに杉浦さん、好きでした。この「1日江戸人」もね、本当に俗っぽいことばかりで、ユーモアもギュッとつまっていて、すっごく面白いんだよ。時代物好きにはたまりませんがな。あの解説が聞きたくて、お江戸でござるも結構よく見てたのになー。
(2005年7月に、彼女は喉頭癌でお亡くなりになりました。心よりご冥福をお祈りいたします。)
    
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